2006年4月 - 2008年3月
19世紀における「移民大国」アイルランドと北米大陸の相互関係についての研究
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究C,課題番号 18510219)
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- その他
- 資金種別
- 競争的資金
研究分担者として,19世紀末におけるアメリカ合衆国におけるアイルランド移民について研究した。特に彼らの19世紀末における飲酒問題に焦点を絞り,飲酒習慣を持つアイルランド移民というステレオタイプ形成の背景には,19世紀半ばから盛んとなるプロテスタント系キリスト教徒を中心とする禁酒運動の存在があったことが明らかとなった。その研究成果は,研究発表「19世紀末アメリカ禁酒運動とアイルランド系アメリカ人?Maggie, George’s Motherにおける飲酒の意味」(20世紀文学研究会9月例会,2007年),および研究論文「禁酒運動とアイルランド系アメリカ人-MaggieとGeorge’s Motherにおける“the other half”」(『実践女子大学文学部紀要』第50集,2008年)にまとめた。