2019年
分子マトリックス電気泳動で解明する唾液腺ムチンの老化に伴う変化
電気泳動
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- 巻
- 63
- 号
- 2
- 開始ページ
- 55
- 終了ページ
- 61
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2198/electroph.63.55
- 出版者・発行元
- 日本電気泳動学会
<p>唾液の減少と粘度の増大を主徴とする口腔乾燥症の原因の一つに老化がある.唾液の粘性は唾液中に含まれるムチンが担っていると考えられている.したがって,老化に伴う唾液腺ムチンの変化を理解することは口腔乾燥症の予防と治療に関する新たな対策の糸口となることが期待される.本研究ではマウスをモデルとして,その顎下腺組織に含まれるムチンの老化に伴う変化を分子マトリックス電気泳動を含む種々の方法により多角的に調べた.その結果,老化したマウスの顎下腺には若齢時には認められないムチン様分子が現れ,そのムチンはシアル酸を多く含有することが明らかとなった.また,老化した顎下腺組織ではシアル酸を転移する酵素の遺伝子ST6GalNAc IおよびST6GalNAc IIの発現が増加していた.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2198/electroph.63.55
- ISSN : 2189-2628
- CiNii Articles ID : 130007669334
- identifiers.cinii_nr_id : 9000403152059