MISC

2003年

曝露・リスク評価大気拡散モデル (ADMER) の開発

大気環境学会誌
  • 東野晴行
  • ,
  • 北林興二
  • ,
  • 井上和也
  • ,
  • 三田和哲
  • ,
  • 米沢義尭

38
2
開始ページ
100
終了ページ
115
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11298/taiki1995.38.2_100
出版者・発行元
Japan Society for Atmospheric Environment

ADMER正式名称: 産総研一曝露・リスク評価大気拡散モデル (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology-Atmospheric Dispersion Model for Exposure and RiskAssessment: AIST-ADMER) を開発し, 実環境での検証を行った。ADMERは, 関東全体のようなスケールでの化学物質濃度の時空間分布の推定を対象としており, 5×5kmの空間分解能と, 任意の期間 (基本は1ヵ月間) の6つの時間帯での平均値の推定を実現する。ADMERには, 大気中濃度および沈着量の分布を推定する機能に加えて, グリッド排出量を作成する機能, 気象データを加工・解析する機能, 曝露人口分布の計算のように推定濃度を解析する機能などを搭載した。また, 計算操作や結果の管理を助けるグラフィック・ユーザー・インターフェイスや, 発生源, 濃度, 沈着量分布のマッピング表示, 任意の地点での値の抽出など, 曝露評価に用いる基本的な機能はほぼ実装した。関東地方の窒素酸化物を対象としたモデルの検証結果から, ADMERは月平均程度の濃度について十分な現況再現性を持つことを実証し, モデルの適用範囲についての考察も合わせて行った。有害化学物質の適用例として, テトラクロロエチレンを対象としたシミュレーションを実施した結果, 実測値に対して良好な結果が得られた。<BR>ADMERは, 数値シミュレーションモデルの専門家だけでなく, リスク評価に携わる研究者や評価者, 更に国や自治体などの行政担当者や企業においても簡便に使用することができる。このモデルを用いることにより, 化学物質のリスク評価とくに時空間分布を考慮したリスク評価が進展することが期待できる。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11298/taiki1995.38.2_100
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10025048761
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00164539866?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.11298/taiki1995.38.2_100
  • ISSN : 1341-4178
  • ISSN : 2185-4335
  • CiNii Articles ID : 10025048761

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