共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2016年3月

オートファジー調節因子Ragulator複合体によるメチル水銀毒性軽減機構

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
25281023
配分額
(総額)
18,070,000円
(直接経費)
13,900,000円
(間接経費)
4,170,000円

我々は、メチル水銀がオートファジーを誘導することを見出し、本作用に既知のオートファジー誘導機構が関与することなく、オートファジー抑制因子であるRagulator複合体の機能低下が関与していることを明らかにした。また、メチル水銀はRagulator複合体構成蛋白質の分解を促進させることによってその機能低下に関与していることが明らかになった。さらに、オートファジー誘導関連因子の発現を抑制したところ、細胞がメチル水銀耐性を示した。これらのことは、メチル水銀がオートファジーを過剰に誘導することによって細胞毒性を引き起こしていることを示唆している。

ID情報
  • 課題番号 : 25281023