基本情報

所属
東北大学 大学院生命科学研究科 分子化学生物学専攻 ケミカルバイオロジー講座 分子情報化学分野 教授
(兼任)生命科学研究科副研究科長
学位
博士(1995年3月 慶應義塾大学)

J-GLOBAL ID
200901010628423044
researchmap会員ID
5000088018

外部リンク

生命科学研究科に赴任して15年以上たち、ケミカルバイオロジー研究者と自称できる結果が揃ってきました。顕微鏡を眺めて発見したことを、有用分子のデザインにフィードバックできるようになりました。
研究室のメンバーは農学部出身者が多く、化学と生命科学の垣根を作らずに活動しています。

現在の主要研究
【1】創薬プラットホーム技術AUTAC (Mol Cell, 2019; J Med Chem, 2023):
選択的オートファジーを利用して、細胞内の疾患原因タンパク質やオルガネラを分解する機能を持つ有機化合物です。選択的オートファジーを自在制御する世界初の手法として、海外でも大きな反響があります。自らの抗菌オートファジー研究(Mol Cell 2013)の知見をもとに開発しました。
(関連受賞歴:米国医学アカデミーCatalyst award, カネカ生命科学賞、矢上賞ほか)
【2】多剤耐性菌に有効な抗菌剤のデザイン:
バンコマイシン誘導体の合成、代謝標識技術を使った抗菌作用機序の解析を行なっています。
(関連受賞歴:日本化学会学術賞、有機合成化学協会奨励賞ほか)
【3】内因性化合物による寿命制御機構の解析
モデル生物C. elegansを用いて研究しています。必要な変異株はCRISPR/Cas9法で作成しています。
(関連受賞歴:アステラス病態代謝研究会 最優秀理事長賞ほか)

旭硝子、静岡大理、名大院理勤務を経て、2005.4より生命科学研究科教授。この間1996-1997 文部省在外研究員(ペンシルバニア大学A. B. Smith, III研究室)。2001-2005 科学技術振興機構 さきがけ研究21研究者(合成と制御領域)、2002-04 文部科学省学術調査官(科研費担当)を兼職。


学歴

  2

主要な委員歴

  10

論文

  81

MISC

  28

書籍等出版物

  10

講演・口頭発表等

  79

共同研究・競争的資金等の研究課題

  47

産業財産権

  17

社会貢献活動

  3

主要なメディア報道

  10

その他

  17