共同研究・競争的資金等の研究課題

2009年4月 - 2013年3月

メカニズム解析に基づく抗菌性化合物の合理的設計

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
21310136
体系的課題番号
JP21310136
配分額
(総額)
17,810,000円
(直接経費)
13,700,000円
(間接経費)
4,110,000円

バンコマイシンは、院内感染症に対する切り札である。しかし、腸球菌の一部がバンコマイシンに耐性を獲得して広がっている(VRE)。米国を中心に、VREのバンコマイシン耐性が黄色ブドウ球菌に伝搬を始めており、その対策が急がれる。本研究では、バンコマイシンの化学修飾によって、耐性菌に効力を回復させることを試みた。主な成果は、以下の3点である。1)バンコマイシン耐性菌に特有な細胞壁中間体の化学合成に成功し、in vitroでのペプチドグリカン生合成の追跡を可能とした。2)クロスカップリング反応を用いる新規バンコマイシン修飾法を開発した。3)耐性菌に有効なバンコマイシン二量体の活性配座について知見を得た。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-21310136/21310136seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21310136
ID情報
  • 課題番号 : 21310136
  • 体系的課題番号 : JP21310136