受賞

2014年12月

学生優秀インタラクティブ発表賞

電信情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループシンポジウム
  • 杉尾 天瞭君
  • ,
  • 岩井将行

タイトル
衣服上への安定した映像投影を可能にするプロジェクションシステム
受賞区分
国内学会・会議・シンポジウム等の賞
受賞国・地域
日本

近年,プロジェクションマッピングの技術が発展し,Kinect等を組み合わせて個人のコンピュータでもある程度容易にプロジェクションマッピングを行うことができるようになってきた.しかし一般的なプロジェクションマッピングは,投影できる範囲がプロジェクタの性能に依存する.また,ステージの上などで演出として使用する場合はプロジェクタの投影光を直視する可能性もあり,システムの運用に関しては注意が必要である.そのため,投影する範囲を動かすことができるプロジェクションマッピングの手法を開発すれば,プロジェクタの光を直視する危険も減ることはもちろん,演出をよりダイナミックに行うことができる.また,ユーザの特定の動作に反応すると投影内容が変わる[1]広告などを作成すれば,よりインタラクティブな宣伝効果が期待できる.
Kinect V2[2]は,人間の骨格を認識して座標をとれるだけでなく,音や心拍をセンシングすることが可能であるため,従来のプロジェクションマッピングより多様な演出を可能にすることができると考えられるため採用した.また投影範囲を動かすために,パン方向およびチルト方向に0~180度回転し,1度ずつの分解能で制御できるサーボモータに鏡を取り付け,Arduinoで制御するようにした