共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2016年3月

最適リサイクル率の導出に関する研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
25380289
体系的課題番号
JP25380289
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,640,000円
(直接経費)
2,800,000円
(間接経費)
840,000円

本研究では、大きく2つの分析を行った。一つは、家庭系廃棄物の最適なリサイクル率がどの程度かを検討したことである。この分析では、家計の分別努力をゴミ有料化価格の関数として表現することでリサイクルの社会的費用に加えることに成功している。結果として100%リサイクルは望ましくないことが明らかになった。もう一つは、リサイクルと適正処理としての焼却の間に「競合」があるかを検討したことである。理論による分析で弾性値によっては焼却炉への補助金が経済厚生の歪みを大きくしてしまう可能性を指摘した。実証的な分析では、焼却炉の規模が大きい自治体でリサイクル率が低いことも明らかになった。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25380289/25380289seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25380289
ID情報
  • 課題番号 : 25380289
  • 体系的課題番号 : JP25380289

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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