論文

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2014年

2012年夏期~秋期における有明海産ビゼンクラゲRhopilema esculentum Kishinouyeの現存量推定

日本プランクトン学会報
  • 藤井 直紀
  • ,
  • 村中 志帆
  • ,
  • 吉野 健児
  • ,
  • 堤 裕昭
  • ,
  • 近藤 裕介
  • ,
  • 岡田 昇馬
  • ,
  • 大塚 攻
  • ,
  • 浦田 慎
  • ,
  • 足立 文
  • ,
  • 加藤 幹雄
  • ,
  • 山口 修平
  • ,
  • 中口 和光

61
1
開始ページ
23
終了ページ
31
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.24763/bpsj.61.1_23
出版者・発行元
日本プランクトン学会

ビゼンクラゲRhopilema esculentum Kishinouye(Fig. 1A)は刺胞動物門鉢虫綱根口目に属し,最大個体は傘径80cm,湿重量が30kg以上にも達する大型の食用クラゲである(Omori and Kitamura 2004)。東アジアから東南アジアの沿岸に広く分布し,中国,ベトナム,日本では高価な食用種として漁獲されている(大森 1981,Omori and Nakano 2001,喜多村 2003,Nishikawa et al. 2008,西川ほか 2009,Kitamura and Omori 2010,大森・喜多村 2011)。日本では有明海,瀬戸内海,駿河湾,若狭湾,唐津湾,鹿児島県西岸などで出現記録はあるものの,現在漁業として成立するほど大量に出現するのは有明海のみである(喜多村 2003,Omori and Kitamura 2004,大森・喜多村 2011)。近年,有明海ではビゼンクラゲの大量発生が続き,中国への輸出が増加していることが報じられる一方,クラゲの大量発生によるガザミの刺網漁不振が生じていることがマスコミで報じられている(佐賀新聞 2009,2010,2012a,b,朝日新聞 2012)。有明海における本種の漁業については以下のような知見が散見される。1970年代後半には年間4,000tほどの漁獲量があったことも知られ(佐賀新聞 2009),1978,1979年では福岡県大和町・柳川市でそれぞれ18,000t,10,000tの漁獲量が記録されている(大森 1981)。2001~2006年の柳川市場での漁獲量は115~526tであった(上 2008)。佐賀県有明海漁業協同組合では2012年9月下旬において1日に口腕部で平均3~4t,多い時では6t以上の漁獲量があった(佐賀新聞 2012a)。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.24763/bpsj.61.1_23
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007665367
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00197015
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/025346781
URL
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010871600 本文へのリンクあり

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