海老原 志穂

J-GLOBALへ         更新日: 18/12/12 00:25
 
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研究者氏名
海老原 志穂
 
エビハラ シホ
URL
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000030511266/
所属
東京外国語大学
部署
アジア・アフリカ言語文化研究所
職名
フェロー
学位
博士 (文学)(東京大学大学院)

プロフィール

2003年より中国西北部で話されているアムド・チベット語 (またはチベット語アムド方言ともいう。青海省、甘粛省、四川省の北部で話されている) の音韻・文法に関する調査に着手。以降、毎年中国を中心に現地調査を行い、各地のアムド・チベット語方言の記述を行っている。博士論文では青海省海南チベット族自治州で話される「共和方言」の音韻・文法記述を行った。その他、アムド・チベット語学習テキストとして、『アムド・チベット語の発音と会話』、『アムド・チベット語読本』、『アムド・チベット語語彙集』(全て東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, 2010) を出版した。2009年および2010年には、インドにおいてチベット難民の話すチベット語難民共通方言の調査・記述も行った。2011年からは「ホワリ方言」(青海省と甘粛省の省境を流れる大通河沿いで話されている) の記述を主に行っている。この方言はアムド・チベット語の中でも特異な音韻・文法特徴を示している。2013年から西チベットの方言の調査も開始した。現在は現地調査によってチベット語方言の記述を行うとともに、敦煌文献をはじめとする古代チベット語文献や、中期チベット語文献中の言語特徴と現代の各方言との比較を行うことにより、チベット語の基層の一端を探ることを主な課題としている。

研究分野

 
 

経歴

 
2013年11月
 - 
2016年3月
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所  機関研究員
 
2011年4月
 - 
2013年10月
日本学術振興会 特別研究員(PD)
 
2005年4月
 - 
2008年3月
日本学術振興会 特別研究員 (DC1)
 

学歴

 
2005年4月
 - 
2008年3月
東京大学大学院 人文社会系研究科 言語動態学専攻 博士後期課程
 
2003年4月
 - 
2005年3月
東京外国語大学大学院 地域文化研究科 日本専攻 博士前期課程
 
1999年4月
 - 
2003年3月
京外国語大学 日本課程 日本語科 
 

論文

 
「アムド・チベット語におけるヤクの呼び分け― 青海省ツェコ県の事例を中心に―」
海老原 志穂
『チベット・ヒマラヤ文明の歴史的展開』   381-400   2018年3月   [査読有り][招待有り]
アムド・チベット語
海老原 志穂
   2018年2月   [査読有り][招待有り]
アジアにおける「ミルク」
海老原 志穂
Studies in Asian Geolinguistics   8    2018年   [招待有り]
証拠性を表すチベット語の動詞 snang
海老原 志穂
Evidential Systems of Tibetan Languages.   41-60   2017年5月   [査読有り][招待有り]
「アムド・チベット語の名詞句構造」
海老原 志穂
『シナ=チベット系諸言語の文法現象1 名詞句の構造』   3-13   2016年3月   [査読有り]
チベット・ビルマ系言語における「ミルク」
海老原 志穂
Studies in Asian Geolinguistics   3 14-17   2016年3月   [招待有り]
「小説家の描く現代チベット:アムド出身の二人 の作家、タクブンジャとペマ・ツェテン」
海老原志穂, 星泉
『日本西蔵学会々報』   60 135-148   2014年10月   [査読有り][招待有り]
‘The Inclusive-Exclusive Distinction in Spoken and Written Tibetan’
海老原 志穂
Journal of Research Institute: Current Issues and Progress in Tibetan Studies.   51 85-102   2014年2月   [査読有り]
‘Geographical Distribution of Inclusive-Exclusive Pronouns in Tibetan’
海老原 志穂
Papers from the Second International Conference on Asian Geolinguistics   126-135   2014年   [査読有り]
「アムド・チベット語の文」
海老原 志穂
『チベット=ビルマ系言語の文法現象 2: 述語と発話行為のタイプからみた 文の下位分類』   423-454   2013年3月   [査読有り][招待有り]
Preliminary Field Report on dPa’ ris Dialect of Amdo Tibetan’
海老原 志穂
Journal of Research Institute: Historical Development of the Tibetan Languages.   49 149-161   2013年3月   [査読有り]
「19世紀後半の大通河付近のチベット語語彙に ついて──Mongoliia i strana Tangutovを資料として ──」
海老原 志穂
『内陸アジア言語の研究』   27 93-122   2012年8月   [査読有り]
「チベット語難民共通方言の諸特徴
海老原 志穂
『清泉女子大学人文研究所紀要』   33 113-133   2012年3月   [査読有り]
アムド・チベット語
海老原 志穂
Grammatical Sketches from the Field.   41-78   2011年2月   [査読有り]
「アムド・チベット語の格体系」
海老原 志穂
『チベット=ビルマ系言語の文法現象1: 格とその周辺』   43-64   2010年10月   [査読有り]
‘Morphophonological Alternation of Suffixes, Clitics and Stems in Amdo Tibetan’
海老原 志穂
Bulletin of the National Museum of Ethnology   33(4) 639-660   2009年3月   [査読有り][招待有り]
‘Some Features on Riddles in Amdo Tibetan’
海老原 志穂
Bulletin of Seisen University Research Institute for Cultural Science.   30 137-155   2009年3月   [査読有り]

書籍等出版物

 
『アムド・チベット語文法』
海老原 志穂
ひつじ書房   2019年2月   
『チベット牧畜文化辞典』(パイロット版)
星泉・海老原志穂他(編)) (担当:共編者)
2018年3月   
http://nomadic.aa-ken.jp/
『チベット仏教王伝 ソンツェン・ガンポ物語』(岩波文庫 青498-1)
ソナム・ギェルツェン(著)、今枝由郎(監訳), 今枝由郎・浅井万友美・海老原志穂・星泉・三浦順子(訳) (担当:共訳)
岩波書店   2015年4月   
『ハバ犬を育てる話 (物語の島 アジア)』
タクブンジャ(著), 海老原志穂, 星泉, 大川謙作, 三浦順子(訳) (担当:共訳)
東京外国語大学出版会   2015年3月   
チベット現代文学の曙 ここにも激しく躍動する生きた心臓がある
チベット文学研究会 (編訳) (担当:共訳)
勉誠出版   2012年11月   
チベットの伝説の学僧の生と死 ゲンドゥンチュンペー伝
ホルカン・ソナムペンバー (担当:共訳)
2012年3月   
アムド・チベット語の発音と会話
海老原 志穂
2010年7月   
アムド・チベット語読本
海老原 志穂
2010年7月   
アムド・チベット語語彙集
海老原 志穂
2010年7月   

講演・口頭発表等

 
「チベット牧畜文化辞典の 活用・応用の事例」 [招待有り]
海老原 志穂
日本チベット学会   2018年11月17日   
「青海チベット牧畜社会の変化とイノベーション~日本のチベット研究者ができること~」
別所裕介・海老原志穂
第64回日本チベット学会ワークショップ   2016年11月19日   
「ラダックのイノベーター、ソナム・ワンチュク」(la dwags kyi gsar gtod pa/ bsod nams dbang phyug)
海老原 志穂
ツォショク・サルワ起業セミナー,   2016年8月16日   
‘The Richness of Tibetan Pastoral Vocabulary and its Loss’
海老原 志穂
The 14th International Seminar for Tibetan Studies, Bergen, Norway   2016年6月   
‘Milk and Non-milk Cultures, from the View Point of Geolinguistics’
海老原 志穂
The 3rd International Conference of Asian Geolinguistics, Phnom Penh, Cambodia   2016年5月   
‘How Tibetan People Cognize Yak―Study on Lexicons for cognizing Yaks in Amdo Tibet—‘
海老原 志穂
the 4th International Seminar of Young Tibetologists, Leipzig, Germany   2015年9月   
‘Tibetan Mobility and Language Change: Focusing on the Formation of the Refugee Common Dialect in Tibetan’
海老原 志穂
Fieldnet Lounge:≪Workshop≫ Tibetan Mobility: Transnationality, Locality and Agency, Tokyo, Japan   2014年11月   
「チベット語東西方言における言語特徴の比較」
海老原 志穂
『日本言語学会』 第149回大会, 愛媛   2014年11月   
「チベットの言語と文学」
海老原 志穂
明治大学リバティアカデミー   2014年6月24日   
‘Snang as an Evidential Verb’
海老原 志穂
The 24th Meeting of the Southeast Asian Linguistics Society, Yangon, Myanmar   2014年5月   
「チベット現代文学を読む」
海老原志穂・大川謙作
神戸市外国語大学   2014年1月27日   
「小説家の描く現代チベット:アムド出身の二人の作家、タクブンジャとペマ・ツェテン」
海老原志穂・星泉
『日本チベット学会』 第61回大会, 高野山   2013年11月   
‘Linguistic Features of Tibetan Proverbs from Amdo’
海老原 志穂
The 13th International Seminar for Tibetan Studies, Ulaanbaatar, Mongolia   2013年7月   
‘Some Characteristics of Tibetan Refugees’
海老原 志穂
Conference on Sino-Tibetan Languages and Linguistics, Singapore   2012年10月   
 「チベット語アムド方言における形態音韻学的な交替現象」
海老原 志穂
『日本チベット学会』 第56回大会, 東京   2006年11月   
「チベット語アムド方言の従属構文 (NI節による) における 名詞句指示」
海老原 志穂
『日本言語学会』 第132回大会, 東京   2006年6月   
「アムドチベット語・共和方言の完了を表す助動詞」
海老原 志穂
『日本言語学会』 第130回大会, 東京   2005年6月   
 「アムドチベット語・共和方言の音韻論-農区方言と牧区方言の比較研究-」
海老原 志穂
『日本チベット学会』 第52回大会, 東京   2004年11月   
「チベット語の動詞述語Vpf-pa ^ree の機能」
海老原 志穂
『日本言語学会』 第126回大会, 東京   2003年8月   

担当経験のある科目

 
 

競争的資金等の研究課題

 
チベット語アムド方言の言語記述
研究期間: 2005年4月 - 2008年3月

その他

 
日本語教育能力検定
中学校教諭専修免許 (国語)
高等学校教諭専修免許 (国語)