2007年4月 - 2009年3月
小型魚類を用いたストレスシグナルの可視化と生理機能の解明
文部科学省 科学研究費補助金 若手研究(B) 若手研究(B)
SAPK/JNKは、物理化学的ストレスをはじめ多様な刺激に応答して活性化されるキナーゼであり、JNKの活性化状態を捉えることは、発生、細胞死、老化などの基本生命現象に加え、癌の病態発症を理解する上でも極めて重要である。しかし、従来の解析手法ではJNK活性化状態の時空間的変遷を捉えることが難しく、この分野の研究進展の障壁となってきた。そこで本研究では、生きた個体の中で、活性化型JNK の時空間的挙動をリアルタイムに可視化し、JNK活性化の生理的役割を解明することを目的とした。これまでに細胞レベルで使用可能なプローブの作出に成功し、現在、個体レベルで使用可能であるか否かをトランスジェニックメダカの作出で検討している。
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- 課題番号 : 19770102
- 体系的課題番号 : JP19770102