米谷 匡史

J-GLOBALへ         更新日: 19/06/01 02:40
 
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研究者氏名
米谷 匡史
 
ヨネタニ マサフミ
学位
修士(学術)(東京大学)

研究キーワード

 
 

学歴

 
 
 - 
1993年3月
東京大学 総合文化研究科 相関社会科学専攻博士課程
 
 
 - 
1992年3月
東京大学 総合文化研究科 相関社会科学専攻修士課程
 
 
 - 
1990年3月
東京大学 教養学部 教養学科第3相関社会科学
 

論文

 
〈運動体〉谷川雁の軌跡―1965年前後の屈折
米谷匡史
谷川雁研究会機関誌『雲よ―原点と越境』   (3) 33-49   2010年5月
2009年11月7日に開催された谷川雁研究会・公開研究会における報告を文章化したもの。工作者・運動体としての谷川雁の活動の軌跡を展望し、筑豊の炭坑闘争から離れた1965年前後にいかなる転身・転戦があったのか、世界と渡りあう詩の言葉の感触の変化に注目して考察した。
植民地/帝国の「世界史の哲学」
米谷匡史
日本思想史学会編『日本思想史学』   (37) 11-19   2005年9月
1930年代の三木清らの「近代の超克」論・「世界史の哲学」・「東亜協同体」論は、同時代の植民地朝鮮において批判的に受容され、徐寅植・朴致祐らの左派哲学者によって議論が交わされていた。本論文では、主に三木清と徐寅植のテキストをとりあげながら、植民地朝鮮/帝国日本を横断する言説空間を批判的に分析した。
矢内原忠雄の<植民・社会政策>論――植民地帝国日本における「社会」統治の問題
米谷匡史
『思想』   (945) 138-153   2003年1月
矢内原忠雄の植民政策論を、他者との接触・交渉にかかわる知として再検討し、その植民地主義のディレンマを分析した。朝鮮・台湾の自立性を高めつつ、帝国日本を社会主義的な帝国へと改造する試みであったこと、しかしそれ自体が移民労働者をめぐる葛藤を産出してしまうことを、コロニアルな問題と「社会的」な問題が交錯する領域に注目して明らかにした。また、先住民と沖縄人が周辺化されてしまうディレンマを分析した。
日本マルクス主義と植民地主義(韓国語)
米谷匡史
『進歩評論』(韓国・ソウル)   (8) 220-240   2001年6月
日中戦争が長期化し、戦時動員をつうじて社会変動がはじまり、帝国主義的な国際秩序が動揺するなかで、戦時期日本のマルクス主義者、三木清・大河内一男・尾崎秀実などは、戦時社会変革とアジアの脱植民地化にむけて「東亜協同体」論を唱えた。その思考の枠組を再検討し、帝国主義への批判をつうじて新たに産出される植民地主義の問題がはらまれていることを論じた。
マルクス主義の世界性とコロニアリズム
米谷匡史
『情況』2期   11(2) 16-30   2000年3月

Misc

 
辞典項目「尾崎秀実」「京都学派」「近代の超克」「高坂正顕」「高山岩男」「世界史の哲学」「田辺元」「東亜協同体論」「西田幾多郎」「西谷啓治」「三木清」(単著)
吉田裕・森武麿・伊香俊哉・高岡裕之編
アジア・太平洋戦争辞典      2015年10月   [依頼有り]
谷川雁「詩作年譜」および拾遺詩篇(共編)
坂口博・米谷匡史編
『近代文学論集』(日本近代文学会九州支部)   (37) 170-186   2011年11月
谷川雁の詩の初出誌等を詳細に調査し、詩作年譜を作成した。初出誌等について解説を付し、詩集に未収録の拾遺詩篇を翻刻した。

書籍等出版物

 
東アジアの平和思想とその実践―歴史的考察(第17回日韓・韓日歴史家会議報告書)
日韓文化交流基金編 (担当:共著, 範囲:「裵京漢報告に対する討論」(第2セッション「アジア主義とアジア連帯論」)(153-156頁)を分担執筆、第4セッション「総合討論 」(213-239頁)に参加。)
日韓文化交流基金   2018年3月   
韓国と日本の歴史家が交流・討議する日韓・韓日歴史家会議の報告書(第7回、2017年11月17~19日、韓国・ソウルにて開催)
植民地知識人の近代超克論(共著、韓国語)
(解題執筆者)戸邉秀明, 崔真碩, 洪宗郁, 米谷匡史 (担当:共著, 範囲:「序文」(5~12頁)、「解題 中日戦争期・朝鮮知識人の「世界史の哲学」」(433-458頁)を執筆(単著))
ソウル大学出版文化院   2017年12月   
日中戦争期の朝鮮知識人(金明植、印貞植、徐寅植、朴致植ほか)の言論を集成・復刻し、解題・注記を加えて編集した資料集(韓国語版)
「サークルの時代」を読む―戦後文化運動研究への招待
宇野田尚哉, 川口隆行, 坂口博, 鳥羽耕史, 中谷いずみ, 道場親信編 (担当:共著, 範囲:「療養所の詩サークルと工作者たち―大谷浩之と谷川雁」(211-216頁)を分担執筆(単著))
影書房   2016年12月   
戦後サークル文化運動研究の現状と課題を包括的に示す論集。
日本近代文学と戦争―「十五年戦争」期の文学を通じて(共著)
山口俊雄編 (担当:共著, 範囲:論文「日中戦争期の文化抗争―「帝国」のメディアと文化工作のネットワーク」)
三弥井書店   2012年3月   ISBN:978-4-8382-3225-3
国際シンポジウム「日本近代文学と戦争」(2010年11月14日、愛知県立大学)の記録。単著論文「日中戦争期の文化抗争―「帝国」のメディアと文化工作のネットワーク」(181-218頁)を寄稿。討議「「十五年戦争」と文学―戦中・戦後、そして現在へ」(山口俊雄、宮崎真寿美、坪井秀人、ノーマ・フィールド、米谷、本書220-265頁所収)に参加。
『思想』の軌跡 1921-2011(共著)
『思想』編集部編 (担当:共著, 範囲:座談会「1921-45年 知の衝撃と再編成」)
岩波書店   2012年2月   ISBN:978-4-00-025830-2
座談会「1921-45年 知の衝撃と再編成」(佐藤卓己、苅部直、米谷)に参加(51-93頁)。『思想』1000号記念・連続座談会「思想の100年をたどる」第1回(初出『思想』1000号、2007年8月号)の再録。