基本情報

所属
滋賀県立大学

研究者番号
50206570
J-GLOBAL ID
200901070409528356

研究課題(研究概要) 農薬は現代農業に必須の農業資材であるが、その一方で農薬が目的とする生物以外の生態系に影響を及ぼしたり、環境中に残留している農薬を直接人間が摂取することが危惧されている。さまざまな環境のうち、特に河川や湖沼などの水環境へ農薬が流出する機構の解明をメインのテーマとして研究を進めている。現在は、河川・湖沼に残留している農薬濃度を実際に測定する以外に、実験圃場を用いたモデル実験などにより、詳細な農薬の動態を明らかにする実験を行っている。最終的な研究目的は、河川や湖沼の農薬濃度や農薬の流出量を高い精度で予測するシミュレーションモデルを作成し、農薬のリスクアセスメントや農薬の適正使用の基礎となるデータを提供することである。 研究業績等(概要) これまでゴルフ場や河川、琵琶湖で数多くの現地調査を行い、そのデータをもとにさまざまな解析を行っている。ゴルフ場では、3年間行った調査より農薬の流出の特徴を明らかにするとともに、降雨時の農薬の流出量を1時間単位で推定する短期シミュレーションモデル、1年間の農薬の流出量を1日単位で推定する長期シミュレーションモデルを作成した。瀬田川や水田流域河川では、農薬の流出濃度や流出量を実測してそれらの季節的変動の特徴を明らかにするとともに、琵琶湖への農薬の流入量の評価、琵琶湖中の農薬の動態解析などを行っている。その他、大学の実験圃場や個人所有の水田で一筆水田からの農薬の流出機構、農薬の流出負荷削減対策、内湖における農薬の浄化量の評価なども研究対象としている。これらの成果は各学会での口頭発表やシンポジウムの他に、環境科学会誌、農業土木学会論文集、Water Research誌、Limnology誌などで公表されている。

研究キーワード

  1

論文

  25

書籍等出版物

  2

講演・口頭発表等

  46

担当経験のある科目(授業)

  3