2012年4月 - 2014年3月
看護技術における「わざ」の解析 熟練看護師と初学者の手の使い方に焦点をあてて
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究は、日常的な看護行為における手の使い方に注目した「わざ」の解析を目的とした。看護師9名、看護学生10名を対象に、体位変換技術における左右の手指・手掌の使った部位と接触部にかかる強さ、および体位変換を受ける患者役の主観的・生理的評価から、看護師の熟練した手の使い方を検討した。
結果、頭を持ち上げる行為、側臥位にする行為、側臥位の姿勢を安定させる行為において、手の使い方の違いが明らかとなった。看護学生は看護師に比べて、指先にかかる強さは強い傾向にあり、特に左右の第3指(中指)の接触部位が強かった。また、患者役の生理的評価に差はなかったが、主観的評価では学生の行為の方が苦痛は強かった。
結果、頭を持ち上げる行為、側臥位にする行為、側臥位の姿勢を安定させる行為において、手の使い方の違いが明らかとなった。看護学生は看護師に比べて、指先にかかる強さは強い傾向にあり、特に左右の第3指(中指)の接触部位が強かった。また、患者役の生理的評価に差はなかったが、主観的評価では学生の行為の方が苦痛は強かった。
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- 課題番号 : 24792409
- 体系的課題番号 : JP24792409