基本情報


J-GLOBAL ID
200901022351326370
researchmap会員ID
5000092298

『神経芽腫』が『自然退縮』するという現象に興味を持ち、千葉県がんセンター研究所にて2007年から神経芽腫研究を開始しました。

神経芽腫は、副腎・交感神経節から発生する小児固形腫瘍です。その進行症例は抗がん剤耐性となり、また再発を繰り返して『難治性』を示します。一方で、一部の症例においては、遠隔転移の有無に関わらず腫瘍が自然に退縮して治癒する、いわゆる『自然退縮』という現象が認められます。現在、細胞死に関わるシグナル伝達経路を解明する研究とミトコンドリアDNA異常を調べる研究を進め、シグナルとゲノムの両面から自然退縮機構(神経芽腫の弱点と考える病態)の理解を目指しています。さらに、研究から得られた知見を足掛かりとし、神経芽腫ひいてはがんの克服に向けた新規治療戦略を探索しています。その他、小児がん(骨肉腫)および難治がん(膵臓がん)を対象としたバイオマーカーの探索研究も行っています。


論文

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MISC

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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