2017年12月
水稲新品種「ときめきもち」の主要特性
東北農業研究
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- 巻
- 号
- 70
- 開始ページ
- 5
- 終了ページ
- 6
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- [東北農業試験研究協議会]
糯米の生産は従来から小規模・分散という傾向が強く、豊凶差による需要と供給の不均衡が起きやすいため、長年、収量の安定化が課題とされ、産地からは病虫害や倒伏等に強い糯米品種が求められてきた。東北地域における主な糯品種である「ヒメノモチ」、「こがねもち」や「きぬのはだ」は耐倒伏性、あるいはいもち病圃場抵抗性が不十分であるため、これらの品種をもちいた糯米生産の安定多収化や低コスト化を狙った多肥栽培、直播栽培を行うことは困難であった。そこで、東北農業研究センターでは短稈で耐倒伏性およびいもち病圃場抵抗性が強い栽培特性の優れた糯品種である「ときめきもち」を育成した。「ときめきもち」は耐倒伏性が強い良質・良食味の糯品種の育成を目標として、良質・良食味の糯系統である「奥羽糯391号」を母とし、耐倒伏性が強い「奥羽直376号」を父とする交配後代から育成された。2010年のF8世代から「奥羽糯413号」の地方系統名を付し、関係各県に配付して地域適応性を検討してきた。その結果、多収であり、耐倒伏性およびいもち病圃場抵抗性が強い東北地域向けの糯系統であったため、2014年に「ときめきもち」と命名し、種苗法に基づく品種登録出願を行い、2016年に品種登録された(登録番号: 第25369号)。また、2015年に秋田県の産地品種銘柄に指定された。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/220000156454
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00168899
- URL
- https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010920919 本文へのリンクあり
- ID情報
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- ISSN : 0388-6727
- CiNii Articles ID : 220000156454
- CiNii Books ID : AN00168899