2015年3月
奈良国立博物館所蔵 刺繍釈迦如来説法図の主題 ―則天武后期の仏教美術―
仏教史学研究
- 巻
- 57
- 号
- 2
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 31
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 仏教史学会
キーワード:勧修寺繍仏、刺繍釈迦如来説法図、則天武后、弥勒仏、転輪聖王
奈良国立博物館には、京都山科の勧修寺に伝来したことから勧修寺繍仏とも呼ばれる大型の繍仏が所蔵されている。本図については現在、「刺繍釈迦如来説法図」という名称で、奈良時代または中国・唐時代(八世紀)の作として国宝に指定されている。しかしながら本図については、銘文や文献記録を欠き、その主題をめぐっては諸説紛々として、いまだ定説をみていない。そこで小論では、まず本図の主題および制作地と制作年代に関する従来の研究を整理し、そのうえで本図の主
奈良国立博物館には、京都山科の勧修寺に伝来したことから勧修寺繍仏とも呼ばれる大型の繍仏が所蔵されている。本図については現在、「刺繍釈迦如来説法図」という名称で、奈良時代または中国・唐時代(八世紀)の作として国宝に指定されている。しかしながら本図については、銘文や文献記録を欠き、その主題をめぐっては諸説紛々として、いまだ定説をみていない。そこで小論では、まず本図の主題および制作地と制作年代に関する従来の研究を整理し、そのうえで本図の主
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40020600860
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00289769
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/026765307
- ID情報
-
- ISSN : 0288-6472
- CiNii Articles ID : 40020600860
- CiNii Books ID : AN00289769