論文

2009年10月

「<ナレッジ・シティー 都市変換>への試行」


記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)

カサベラ・ジャパン781号への依頼投稿。国際シンポジウム「ナレッジシティー(knowledge City) 都市変換」(2009年7月15-16日開催、於:大阪産業大学)で主題とされた次の二点(1)「ナレッジ・シティー」とはどのようなものか、(2)「ナレッジ・シティー」における建築の果たす役割は何か、に関して論じたもの。その際、現代的課題である「u-topia」から「e-topia」への移行の系譜に、各講演者の思想・制作の背景となっている建築・都市理論を位置づけ、ナレッジ・シティー実践の可能性を検証した。加えて、鍵語として提示された「ネットワーク」「フロー」「インターフェース」「脱物質化」などは決して新しい概念ではなく、例えばバックミンスター・フラーが追及した「エフェメラリゼーション(ephemeralization=短命化)」ですでに問われてきたことを明らかにした。そして、問題の所在は、「インターフェースとしての都市・建築」のあり方と、「e-topia」や環境の時代が必要とす

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