2019年
地域材の流通シナリオが対象地域への経済波及効果に及ぼす影響:京都府の産業連関表を用いた事例
木材学会誌
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- 巻
- 65
- 号
- 4
- 開始ページ
- 226
- 終了ページ
- 234
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2488/jwrs.65.226
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本木材学会
<p>地域材利用による対象地域への経済波及効果を明らかにするため9つの流通シナリオを設定し産業連関分析を行い,生産誘発額,粗付加価値誘発額,雇用者誘発数を算出した。対象地域は京都府とし京都府の産業連関表を使用した。最終需要額は8132千円とした。結果,経済波及効果は地産地消型シナリオ(素材生産地,製材・加工地,消費地が全て府内)が最大となり,生産誘発額は現状の流通を表すシナリオの約3.5倍と大きくなった。また,製材・加工地を府内に条件設定した4つのシナリオのみが生産誘発倍率が1を上回ることが明らかになった。素材生産地を府外に条件設定したシナリオでは育林部門,素材部門への生産誘発額がほぼ生じないのに対し,生産地を府内に条件設定したシナリオでは育林部門,素材部門への生産誘発額がそれぞれ約400千円,約1000千円生じることがわかった。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2488/jwrs.65.226
- ISSN : 0021-4795
- CiNii Articles ID : 130007741353
- CiNii Books ID : AN00240329