2015年4月 - 2018年3月
膵腸相関から解き明かす膵癌の難治性機構とその克服
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
膵発がんとその進展過程において、腸管の恒常性維持機構との密接な繋がりが存在すると考えられる。この「膵腸クロストーク」の全貌解明を目的として、膵癌前駆病変を自然発症するモデルマウスを用いて、膵炎の負荷に伴う病変の進展という膵癌初期発生過程の擬時間を再現し、腸内環境の変化について解析を行った。
次世代シーケンサーにより糞便由来DNAの16SrRNA遺伝子解析を行った結果、膵組織の変化に伴って生じた特異的な腸内微生物叢プロファイルが見出された。また、モデルマウスにて腸管および小腸パネト細胞の形態と膵癌前駆病変の悪性化の関連性を示唆する結果が得られた。
次世代シーケンサーにより糞便由来DNAの16SrRNA遺伝子解析を行った結果、膵組織の変化に伴って生じた特異的な腸内微生物叢プロファイルが見出された。また、モデルマウスにて腸管および小腸パネト細胞の形態と膵癌前駆病変の悪性化の関連性を示唆する結果が得られた。
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- 課題番号 : 15K14716
- 体系的課題番号 : JP15K14716