2016年4月 - 2019年3月
加齢性不妊症の克服を目指した生殖機能改善法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 16K08239
- 体系的課題番号
- JP16K08239
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,810,000円
- (直接経費)
- 3,700,000円
- (間接経費)
- 1,110,000円
- 資金種別
- 競争的資金
生体内に存在する硫黄は、レドックス恒常性の維持や生体機能の調節に関与することが知られているが、生殖における役割は未だ不明な部分が多い。そこで本研究では、精子における生体硫黄の機能解明や加齢による精子中硫黄の酸化状態を評価し、加齢性不妊症における生体硫黄の関連を検証した。精子中チオールの酸化は、精子運動パターンを変化させ、受精能を低下させることが明らかになった。さらに、加齢に伴う受精能低下と並行して、精子や各種生殖器官の酸化状態の変化が観察された。以上、本知見は、生体硫黄の酸化が精子の受精能低下に関与することを示し、チオール酸化を標的とした加齢性不妊症の予防、診断、治療法の開発が期待できる。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 16K08239
- 体系的課題番号 : JP16K08239