2019年4月 - 2022年3月
抗炎症関連分子Spred2に着目したマウスモデルによる移植肺機能温存法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
【実験動物の維持、手技の安定化】
マウスの基本的な取り扱いを定着させ、遺伝子タイプの同定のためRT-PCR手技を実施した。本研究の急性肺障害(虚血再灌流モデル)モデル作成のためワイルドタイプマウスを用いて実験手術手技を安定させた。全身麻酔を導入し開胸後にクリップを用いて肺門部をクランプし、その後に再灌流を行い障害肺モデルの作成を行った。障害の程度はH-E染色による病理組織による評価を行った。
【ノックアウト、トランスジェニックマウスによる予備実験】
手技の安定の評価のため動脈血ガス分析の測定、作成した障害肺を行った。次にSpred2ノックアウトマウスとSpred2遺伝子過剰発現マウスであるトランスジェニックマウスを用いて同様に開胸、クランプモデルによる肺障害実験を行った。それぞれRT-PCR、H-E染色による組織像、動脈ガス分析を施行し予備実験として評価した。Spred2抗体が入手された後にウェスタンブロッティングを施行、トランスジェニックマウスにおけるSpred2タンパクの発現の確認を行った。また組織特異的Spred2欠損マウスの開発により実験可能な状況となった。
【現時点の結果】
Spred2遺伝子過剰発現マウスにおいてH-E染色、動脈血酸素分圧測定では差は認められなかった。このことは抗マウスSPRED2抗体を用いて発現量をウェスタンブロッティング法にて確認したが予備実験では差が認められなかった。
マウスの基本的な取り扱いを定着させ、遺伝子タイプの同定のためRT-PCR手技を実施した。本研究の急性肺障害(虚血再灌流モデル)モデル作成のためワイルドタイプマウスを用いて実験手術手技を安定させた。全身麻酔を導入し開胸後にクリップを用いて肺門部をクランプし、その後に再灌流を行い障害肺モデルの作成を行った。障害の程度はH-E染色による病理組織による評価を行った。
【ノックアウト、トランスジェニックマウスによる予備実験】
手技の安定の評価のため動脈血ガス分析の測定、作成した障害肺を行った。次にSpred2ノックアウトマウスとSpred2遺伝子過剰発現マウスであるトランスジェニックマウスを用いて同様に開胸、クランプモデルによる肺障害実験を行った。それぞれRT-PCR、H-E染色による組織像、動脈ガス分析を施行し予備実験として評価した。Spred2抗体が入手された後にウェスタンブロッティングを施行、トランスジェニックマウスにおけるSpred2タンパクの発現の確認を行った。また組織特異的Spred2欠損マウスの開発により実験可能な状況となった。
【現時点の結果】
Spred2遺伝子過剰発現マウスにおいてH-E染色、動脈血酸素分圧測定では差は認められなかった。このことは抗マウスSPRED2抗体を用いて発現量をウェスタンブロッティング法にて確認したが予備実験では差が認められなかった。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K09306
- 体系的課題番号 : JP19K09306