2017年4月 - 2020年3月
骨形成能を有したフィルム材の創成と実用化への展開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
申請者らが開発したリン酸化プルランは,生体硬組織の無機成分であるアパタイトに対して強固に接着する機能性多糖誘導体である。今回、生体接着剤及びドラッグデリバリーのキャリアとして期待できるフィルム形状リン酸化プルランを開発し、BMPを組み合わせ、安全かつ低コストである骨癒合促進剤を開発することを目的とした。ラット脊椎後側方固定モデルを用いて、骨形成能について検討したところ、BMP-2添加リン酸化プルランフィルム群において、良好な骨形成を認めた。本研究において、リン酸化プルランは骨形成において細胞毒性は極めて少ないと考えられ、安全に臨床応用できる可能性があると考えられた。
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- 課題番号 : 17K10930
- 体系的課題番号 : JP17K10930