2016年4月 - 2020年3月
呼吸器感染症がもたらす慢性呼吸器疾患増悪の分子基盤の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
慢性呼吸器疾患を基礎疾患として有する患者はウイルスや細菌による呼吸器感染症のリスクが非常に高く、その病態・分子機構の解明、そして相互の疾患に影響を与える因子の同定が必要である。本研究では、慢性呼吸器疾患モデルにおいて有意な上昇を認めた因子として、ヒストンH3K9(9番目のリジン)のメチル化酵素の一つであるSET domain, bifurcated 2 (SETDB2)に注目し、SETDB2が慢性呼吸器疾患ならびに呼吸器感染症において発現上昇すること、さらに病態におけるSETDB2の役割を明らかにしたことで、呼吸器疾患におけるSETDB2の重要性を示した。
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- 課題番号 : 16H05310
- 体系的課題番号 : JP16H05310