2013年4月 - 2016年3月
先端生体材料を用いた転移性骨腫瘍の低侵襲かつ機能温存手術治療法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
リン酸化プルランを用いた転移性骨悪性腫瘍治療薬との併用時における有用性について検討した。転移性骨腫瘍の原発巣として頻度の高い乳癌細胞株(MDA-MB231)をヌードマウス大腿骨の遠位果部に24G針を用いて作成した骨孔に注入し、担癌腫瘍を作成した。これらを、無治療群、抗がん剤単独群、抗がん剤+リン酸化プルラン群、リン酸化プルラン群に分類し、腫瘍抑制効果を継時的に評価した。抗がん剤はドセタキセルを使用した。抗がん剤単独群と抗がん剤+リン酸化プルラン群で腫瘍抑制効果が認められた。以上より、リン酸化プルランは抗がん剤含有セメントとして有用であることが示唆された。
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- 課題番号 : 25462335
- 体系的課題番号 : JP25462335