2013年4月 - 2016年3月
405nm青紫色レーザー光による新規口腔カンジタ症治療法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
口腔カンジダ症はカンジダ属真菌による口腔粘膜の感染症であり、その病態は、さまざまである。その原因は宿主の免疫能の低下など日和見感染として発症する側面と、菌交代現象を背景として発症するなどきわめて複雑である。そこで本研究では、より効果的で簡便な新しい口腔カンジダ症予防法、治療法の開発の可能性につき検討した。口腔内より分離されるカンジダ属真菌4種に対し、405nm青紫色レーザー光は、増殖抑制効果を有していた。このことは、405nm青紫色レーザー光を利用した口腔内カンジダ属真菌の制御が可能なことを示しており、口腔カンジダ症に対する新たな低侵襲予防法、治療法確立の可能性を示唆するものと考えられた。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 25463102
- 体系的課題番号 : JP25463102