基本情報

所属
玉川大学 リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科 教授
学位
神学修士(関西学院大学大学院神学研究科)

J-GLOBAL ID
200901010393451711

玉川大学の授業では、キリスト教学、キリスト教思想史、宗教的人間研究、宗教学、宗教学の諸問題、「玉川の教育」を担当しています。 私の研究分野は歴史神学(キリスト教史)です。特に、16世紀のスペインと中南米で活動したバルトロメー・デ・ラス・カサスの先住民擁護活動とその基軸となった神学思想(特に布教論)の特色をフランシスコ・デ・ビトリア等の同世代のスペインのサラマンカ学派の思想と比較検討しながら解明してきました。この研究の根源的な問いは、銃と十字架は歴史の中でどのように関連づけられたのかという点にあります。またこの研究はキリスト教神学にとどまらず、法制史や文化人類学の領域まで及びます。ラス・カサス達の場合、「インディヘニスタ」として征服者達が示したヨーロッパ中心主義に果敢に異議を唱え、先住民の人権とその文化的価値を擁護しました。その理論的手段として当時の中南米の歴史的文脈の中でスコラ神学を捉えなおしていきました。ラス・カサスの場合、キリスト教(カトリック)という一神教の枠内で不当な征服や人種差別を是正しようと果敢に努力したのですが、彼の思想は自国優先主義が経済先進国主導のグローバリズムが影響力をもつ現代世界を考える上で重要な示唆を与えていると考えます。 また、これと関連して、20世紀ラテン・アメリカで提唱された「解放の神学」に対するラス・カサスの思想的影響も研究しています。この最終目標は、被抑圧者の視点から貧困や差別からの解放と平和の創出の道を模索することにあります。

研究キーワード

  1

学歴

  2

論文

  17

講演・口頭発表等

  16