2013年12月
占領期「宗教法人法」の起草過程に関する一考察
日本学研究
- 巻
- 16
- 号
- 開始ページ
- 121
- 終了ページ
- 162
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 金沢工業大学日本学研究所
筆者は、これまでの研究で宗教法人法の起草過程を四期に分類し、調査を進めてきた。本稿は、そのうち第三期(発展期)と第四期(転換・完成期)について論じた。文部省・CIE・宗教界の三者が相互に影響しながら、法案作成が進められたが、各々の理想とする宗教法人像(行政と宗教団体の関係性)の齟齬が顕在化してゆく過程を明らかにした。なお、本論文は博士論文の第6章を加筆修正したものである。