論文

査読有り
2006年6月

光強度がナメコの生体電位と形態形成に及ぼす影響

植物環境工学
  • 柳橋 秀幸
  • ,
  • 松岡 大輔
  • ,
  • 平間 淳司
  • ,
  • 宮本 紀男

18
2
開始ページ
167
終了ページ
172
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.2525/shita.18.167
出版者・発行元
植物環境工学会

本論文では,子実体の形態形成に影響を及ぼす環境因子の科学的解明を目的とし,ナメコを供試体として光強度が生体電位および形態形成に与える影響について調べた.その結果,以下の結論を得た.<BR>生体電位反応は光強度2 W m-2と比較して10 W m-2で大となる傾向を得た.この生体電位応答特性を踏まえ,2 W m-2と10 W m-2における形態形成を比較した結果,2 W m-2と比較して10 W m-2では菌傘が大きく発達し,色が濃くなる傾向を得た.過去の実験においても,生体電位反応が大となる環境条件下では菌傘が発達してその色は濃くなる傾向にあり,生体電位と形態形成との関係が示唆された.今後は,生体電位が具体的にどのような生長に関する現象の指標となるのかを系統的に実験計画を立てて解明し,生体電位を指標とした生長制御を試みたい.<BR>また,今回はストロボ光によるミリ秒オーダの光刺激が生体電位と形態形成に与える影響についても試行的に調べた.その結果,約10 msec幅のストロボ光に対して電位反応が数秒間継続することを突き止め,子実体がミリ秒オーダの刺激にも反応することを明らかにした.このストロボ光による子実体内部での生体電位の誘発は,生長促進に効果的であることも示唆され,新たな光照射手法による生産コスト削減の可能性も見出した.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2525/shita.18.167
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10017567908
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12010914
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/7980909
URL
http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010730868 本文へのリンクあり
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00294202050?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.2525/shita.18.167
  • ISSN : 1880-2028
  • CiNii Articles ID : 10017567908
  • CiNii Books ID : AA12010914

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