2019年4月 - 2022年3月
磁性流体を用いた植物生体生理活性の非接触計測の試み
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本研究では植物の生体情報(生体生理活性)を非接触で計測する新規手法の確立を目的として,ナノオーダ粒径の磁性流体を供試植物体内に吸収させ,生体生理活性に乗じた供試植物体内での磁性流体の移動に起因する極微弱磁気変動の計測を試みた。
取り組みの結果,まず,供試植物の茎部から吸収された磁性流体が葉部に到達し,植物内部から磁性付与できることを明らかにした。次に,磁性流体を吸収した供試植物の葉面に30分間隔の赤色光を提示したところ,光刺激に対する磁性植物由来の明確な磁気応答を捉えることに成功した。我々の調査の限り,両者ともに世界初の成果であり,磁気を介した生体情報の非接触計測が可能であると結論した。
取り組みの結果,まず,供試植物の茎部から吸収された磁性流体が葉部に到達し,植物内部から磁性付与できることを明らかにした。次に,磁性流体を吸収した供試植物の葉面に30分間隔の赤色光を提示したところ,光刺激に対する磁性植物由来の明確な磁気応答を捉えることに成功した。我々の調査の限り,両者ともに世界初の成果であり,磁気を介した生体情報の非接触計測が可能であると結論した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K06322
- 体系的課題番号 : JP19K06322