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2012年8月

miR-152は子宮体癌においてDNA過剰メチル化により発現抑制される癌抑制遺伝子型microRNAである

日本産科婦人科学会雑誌
  • 鶴田 智彦

64
8
開始ページ
1876
終了ページ
1887
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)日本産科婦人科学会

子宮体癌においてDNA過剰メチル化により発現抑制される新規癌抑制遺伝子型miRNAならびに標的分子について検討した。子宮体癌細胞株13種、子宮体癌組織70例、正常子宮内膜組織6例を対象とした。327種類の成熟型miRNA配列を搭載したdsRNAライブラリー用いて子宮体癌細胞株でのin vitro細胞増殖抑制効果を指標とした独自の機能的スクリーニングを行った。子宮体癌でDNA過剰メチル化により発現抑制される新規癌抑制遺伝子型miRNAとしてmiR-152を同定した。miR-1522の直接的標的分子はDNMT1、MET、E2F3ならびにRictorであることを同定した。miR-152はその標的分子に関する今後の研究の進展によっては新たな子宮体癌治療法の開発などに大きく貢献する発展性を含んでいると考えられた。

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2012&ichushi_jid=J01081&link_issn=&doc_id=20120810230024&doc_link_id=110009489650&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F110009489650&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_3.gif
ID情報
  • ISSN : 0300-9165
  • 医中誌Web ID : 2012333739

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