2011年 - 2013年
格子QCDを用いたHダイバリオンの存在を探る研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 課題番号
- 23540321
- 体系的課題番号
- JP23540321
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 3,640,000円
- (直接経費)
- 2,800,000円
- (間接経費)
- 840,000円
- 資金種別
- 競争的資金
格子QCDの数値シミュレーションを行う事によって、フレーバー SU(3) 対称な世界に、安定なHダイバリオンが存在する事を明かにした。これは、バリオン(重粒子)とメソン(中間子)以外にもハドロンが存在することを世界で初めて実証した歴史的な快挙であり、R. Jaffe 博士による有効理論での予想を、37年後に基礎理論に基づいて証明した事になる。期間の後半には、対称世界での格子QCDの結果に現象論の情報を合わせて、現実世界のHダイバリオンを予想した。その結果、少なくとも共鳴状態になる可能性が高い事を明かにした。
- ID情報
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- 課題番号 : 23540321
- 体系的課題番号 : JP23540321