2011年5月6日
XRDを用いたカーボンナノチューブ構造体の結晶構造解析法
電子情報通信学会技術研究報告
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
カーボンナノチューブ構造体は、その高い電流密度耐性、熱伝導性などにより、LSIビア配線をはじめとする電気材料として注目されている。一方で、カーボンナノチューブの電気的、熱的、機械的、化学的特性は、その結晶構造に深く依存しているため、カーボンナノチューブを使ったデバイスの特性を向上させるためには、構成するカーボンナノチューブの結晶構造について評価する手法が強く求められている。我々は、カーボンナノチューブ構造体の結晶構造(層数、d_<002>面間隔、配向性、結晶性)と構成する割合を導き出す非破壊評価方法をXRD法により開発した。本解析手法は将来のカーボンナノチューブ構造体応用デバイスの開発の加速に大きく貢献するだろう。