共同研究・競争的資金等の研究課題

2008年 - 2010年

ウェルシュ菌ε毒素プロモーター下流のbent DNAの解析と応用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
20590448
体系的課題番号
JP20590448
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

連続したアデニン塩基が周期的に存在(phased A-tracts(すると、折れ曲がりDNA(bent DNA)を形成する。ε毒素のプロモーター下流に新規のbent構造を見出し、転写を活性化させていることを明らかにした。ε毒素のプロモーターと他の2種類のbending promoter(α毒素、フェレドキシン)の転写における温度依存性を比較した結果、ε毒素は37℃で、α毒素は25℃で、フェレドキシンは温度に関係なく高い転写活性を示すことを明らかにした。広い温度範囲にわたり高い転写活性をもつフェレドキシン・プロモーターを利用して、大腸菌では発現・精製が困難なClostridium属のAT-rich遺伝子にコードされる高分子量タンパク質(ColH、NagH、NagJ、NanJ、BgaA)をウェルシュ菌で発現させ精製することに成功した。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-20590448/20590448seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20590448
ID情報
  • 課題番号 : 20590448
  • 体系的課題番号 : JP20590448