2007年 - 2010年
慢性閉塞性肺疾患患者のセルフマネジメント力を高めるための介入方法に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
慢性閉塞性肺疾患患者の急性増悪に関連する要因を縦断的に調査した結果、増悪を起こした者は、そうでない者に比べ、観察開始時点の(病気や症状に対する)コントロール可能性・息切れの対応に対する自信が低い状態にあった。肺機能の程度、息切れの程度に違いはなかったことから、身体的機能の状態は同じであっても、自分の状況についてコントロール感を低めている者が増悪を起こしやすいことが示唆された。また、コントロール感を低めている者は、具体的な療養法を行っていない傾向にあり、患者がコントロール感を高められるように、自信をもてるように支援することは、セルフマネジメント力を高めるうえでも増悪を予防するうえでも重要になると考えられた。
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- 課題番号 : 19592491