共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2017年3月

Parkinの新規基質IPASの解析によるパーキンソン病発症メカニズムの解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
26430051
体系的課題番号
JP26430051
配分額
(総額)
4,940,000円
(直接経費)
3,800,000円
(間接経費)
1,140,000円

本研究において、IPASがPINK1-Parkin経路によって制御を受けていることが判明した。CCCP依存的にIPASはPINK1によりリン酸化され、それによってIPASとParkinの結合が引き起こされ、ユビキチン化されたIPASが分解されることがわかった。さらにパーキンソン患者組織の解析により、IPASの発現量がこれらの患者の中脳黒質で増加していた。またIPASノックアウトマウスにおいてMPTPによる中脳黒質神経細胞死が緩和された。これらの結果からPINK1とParkinの変異によって制御の破綻が起きた際にIPASが蓄積して神経細胞死を誘発しパーキンソン病発症に関与していることが示された。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26430051/26430051seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26430051
ID情報
  • 課題番号 : 26430051
  • 体系的課題番号 : JP26430051