2011年10月
地方都市中心部における低未利用地の経年変化の実態把握 : 37都市3時点の住宅地図を用いた低未利用地データベースに基づいて
都市計画論文集
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- 巻
- 46
- 号
- 3
- 開始ページ
- 313
- 終了ページ
- 318
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11361/journalcpij.46.313
- 出版者・発行元
- 日本都市計画学会
近年、地方都市中心部では、駐車場や空き地といった低未利用地の増加が深刻な問題となっている。しかし、これまで低未利用地について、全国規模での実態把握は十分されてきたとはいえない。そこで本研究は、37都市3時点の住宅地図を基にGISデータを構築することで、地方都市中心部の低未利用地の分布状況や土地利用の変化を全国規模で経年的に把握した。その結果、近年、都市中心部の低未利用地総面積は増加傾向にあることを明らかにした。また、都市中心部の低未利用地面積が1995年から2005年の期間に減少している都市は、低未利用地1区画あたりの面積が大きくなっていることを明らかにした。さらに、都市中心部において低未利用地は近接して分布しており、分布状況の変化は都市中心部の低未利用地が増加している都市と減少している都市で傾向が異なることを示した。最後に、低未利用地の活用を図る上では低未利用地の集約化が重要であることを明らかにした。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11361/journalcpij.46.313
- ISSN : 1348-284X
- CiNii Articles ID : 10030401568
- CiNii Books ID : AN10276504