2010年4月 - 2013年3月
母性愛を育む看護介入法を探索する-脳科学的基盤の解明から
日本学術振興会(JSPS) 科学研究費補助金・基盤(C) 基盤研究(C)
齧歯類では、雌が母親になると、母性行動に関わる脳機能を中心とした変化が生じることが明らかにされているが、ヒトでは僅かな報告しかない。そこで、女性が母親になる過程において、脳機能に変化が見られるかを 、妊 娠30週の妊婦を対象に調べた。一方、産後の母親を対象とした母性愛を反映する神経相関部位の報告がfMRI研究によって多数散見されるが、方法論に問題があることから、妊婦を対象とした報告はない。そこで、近赤外分光法(NIRS)を用いて、母性愛を反映し得る脳機能の定量化を試みる為の測定系の確立を非侵襲的に行った。
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- 課題番号 : 22592486
- 体系的課題番号 : JP22592486