共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2016年3月

核内IkappaBファミリーによる免疫成熟機構の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
26670019
体系的課題番号
JP26670019
配分額
(総額)
3,640,000円
(直接経費)
2,800,000円
(間接経費)
840,000円

転写制御因子として知られる核内IkB-zetaとIkB-NSについて、獲得免疫を司るT細胞の成熟に焦点をあて、両者の意義についての研究を展開する。
T細胞特異的IkB-zeta欠損マウスでは、T細胞の成熟率が低下しているが、これは、細胞死の促進に寄与するところが大きいことが明らかとなった。一方で、IkBNS欠損マウスにおいては、T細胞の成熟率は正常であることを確認した。興味深い事に、T細胞特異的なIkBNS過剰発現マウスを作成したところ、軽度な炎症応答と共に、T細胞の成熟に異常が認められた。
IkB-zetaとIkBNSの転写制御活性については、それぞれが拮抗するものではないことが示唆された。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26670019/26670019seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26670019
ID情報
  • 課題番号 : 26670019
  • 体系的課題番号 : JP26670019