2013年4月 - 2018年3月
移植用途を目指した神経組織刺入型カーボンナノチューブバンドル電極の開発と評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
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- 課題番号
- 25282130
- 配分額
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- (総額)
- 17,680,000円
- (直接経費)
- 13,600,000円
- (間接経費)
- 4,080,000円
先行開発したカーボンナノチューブバンドル(CNTb)神経電極を,移植用途を目指して改良開発し,その性能をin-vivo脳組織を用いた生理学実験等により評価・検証した。その結果,in-vivo齧歯動物の脳皮質内への刺入および微小電気刺激に使用可能な機械的強度・形状・電気化学特性を併せ持つCNTb電極の作製に成功した。さらに,in-vivo脳活動のミリ秒分解能イメージングによって,我々のCNTb電極を介した微小電気刺激で人為的に神経興奮を誘発できることを実証した。世界的前例のないこれらの成果は,次世代の超多チャンネル刺激による神経補綴の可能性を大きく広げると考える。