共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2022年3月

教授設計理論を包含した初学者向け学習設計支援手法の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 根本 淳子
  • ,
  • 高橋 暁子
  • ,
  • 竹岡 篤永

課題番号
18K11575
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

本研究では学習者自身が「自らの学びを組み立てる力」の涵養を目的に、教育設計の支援手法の提案を試みている。支援手法は(1) 教授設計理論に基づき、目的や対象に合わせて学習者自身で学習活動を組み立てられる初学者向け課題分析手法、(2) RMモデルを活用した他者比較による学習設計支援ツール、(3) 現実的な課題の提示により臨場感を持って効果的に学ぶことができるストーリー型の学習プロセスで構成される。初学者向けの学習課題分析手法を、他者から学ぶ比較活動とストーリーと組み合わせ、教授設計の基礎を学習者自身の学習計画に活用する過程を実証的に検証し、教授設計理論の非専門家が広く活用できる手法としての構築に取り組んでいる。
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教授設計のスキルとは目的や対象に合わせて学習活動を組み立てる力である。基本的には教員など教育実施者に必要なスキルとみなされている。近年、自律的な学習者を生み出す方略として、教授設計の基本知識やスキルの学習が検討・導入されつつある。教授設計スキルを身に付けることは、学び方を学ぶために有用との考えからである。その実現に他者の意見や提案が振り返り活動を促進するというこれまでの研究過程で得られた知見を踏まえ、他者からの学びを意図的に作り出すRMモデルを活用し、学習者が入り込みやすいストーリーから他者との比較を通じて基礎を学ぶのが提案する支援手法である。
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1年目は学習経験者の分析とグランドデザインの整理に取り組んだ。本研究では学習者の経験の効果を最適化することによって実現される。そのため、支援手法を使ってどのように学習活動を支援できるのかの学習者像・場面・プロセスを整理した。学習経験者の学習成果や体験を踏まえ、整理した内容の実現可能性や有用性について再確認し本研究の提案内容と学習者のニーズのすり合わせを行った。また、グランドデザインを再整理し、各機能の役割の定義を行った。