共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2023年3月

Parrishの学習経験要因モデルによる主体的学習者育成プログラムの開発と評価

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 仲道 雅輝
  • ,
  • 竹岡 篤永
  • ,
  • 根本 淳子

課題番号
18K02823
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

本研究は、前研究の成果である「授業改善ヒント集:学習者要因編」と一対になる「授業改善ヒント集:環境要因編」等を作成するとともに、初年次教育において学生の学習経験の質を高めるための「学習経験要因モデルによる主体的学習者育成プログラム」を開発し評価することを目的としている。
平成30年度は、国内外の先行研究調査を行うとともに、授業改善ヒント集を参考にした実践から得られた知見を、ヒント集の汎用性と充実に向けた改訂に活かすため、初年次教育に携わってきた教員へのインタビュー調査も実施した。インタビュー調査により得られた知見をもとに「授業改善ヒント集(学習者要因編)」の改訂を行った。改訂した授業改善ヒント集(学習者要因編)は、日本リメディアル教育学会研究会において発表を行った。またWeb上で公開し、実践での活用を視野に入れた仕組みを構築した。授業改善ヒント集(学習者要因編)の具体的な改訂にあたっては、100項目(内訳は、意図20項目、プレゼンス35項目、開放性21項目、信頼感24項目)の中で、さらに下位分類としてサブカテゴリー分けを行い、ヒント集としてよりわかりやすいものへバージョンアップを図った。分析により明らかにした下位分類は、意図においては「学びたさの喚起」「学びたさの維持」「学びたさの強化」であり、プレゼンスにおいては「学ぶ必要性の気づき」「参加意欲の向上」「主体性の促進」「グループ活動の促進」「多様な意見からの学び」「目標の明確化」「学習環境の整備」であった・開放性においては「安心できる環境の確保」「実践の場の提供」「自己開示の促進」「他者と協同して学ぶ場の提供」であり、信頼感においては「ともに学ぶ姿勢を示す」「失敗や困難を乗り越える体験をさせる」「成果を明示する」「相互のコミュニケーションを大切にする」「学習が将来につながることを示す」であった。