MISC

2018年3月

熊本地震前後でRAの治療手段が疾患活動性に影響を及ぼしたか

九州リウマチ
  • 清家 一郎
  • ,
  • 友田 邦彦
  • ,
  • 束野 通志
  • ,
  • 廣瀬 隼

38
1
開始ページ
35
終了ページ
39
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
九州リウマチ学会

目的:関節リウマチ(RA)患者が熊本地震直後に通院困難、停電・断水などで生物学的製剤使用不能となり、その後避難なども重なり疾患活動性に影響を及ぼすことが予想された。当院で加療中の約1200名のRA患者のうち、熊本地震を被災し、無作為に抽出し、調査協力可能だった113名を対象に震災直前・直後・1年後の疾患活動性の変化を調査した。まとめ:いずれの治療方法でも震災直後の疾患活動性の悪化は認めなかった。しかし1年後の調査では生物学的製剤自己注射加療群で疾患活動性の悪化傾向を認めた。普段日常生活レベルの高い患者が悪化する傾向が高く、震災後の復興・復旧・復興に向けての作業が影響したと考えた。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0287-2803
  • 医中誌Web ID : 2018209203

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