2015年4月 - 2020年3月
知識資本蓄積の性質がもたらす経済成長パターンに関する理論研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
2011年に研究代表者が開発した資本ストックを研究開発に投入する事によって資本蓄積主導成長とR&D主導成長の二つのレジームが出る(しかし遷移経路と定常状態は一つの)モデルにR&D効率性の可変性を入れる事で複数定常状態・複数パスを発生するモデルを構築,その各定常状態に対する動学の安定性分析を行い一部で非決定性等が発生するとともに大域的な非決定性は生じうる事を示した以下の論文がアクセプトされた。
"Multiplicity and Stagnation under the Romer Model with Increasing Returns of R&D"
Economic Modelling, June, 2019 Vol.19, pp 86-97
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0264999318303079
引き続き,①Uzawa-Lucas modelに内生的な労働供給を導入した研究(東京福祉大の保原氏との共同研究),②Romer modelに外生的な模倣を導入した研究,③Romer modelに環境破壊によって既存の知識ストックが破壊される性質を導入する研究(筑波大学の奥島氏との共同研究),④技術進歩が生活を変えることによってストレス(不効用)を与える性質を伴う経済の厚生分析に関する研究するなど複数の論文を作成し,一部(①)は投稿に漕ぎ着けたがアクセブトには至らなかった。②~④等は一定の進展を見たが投稿には至らなかった。②に関しては動学的性質の整理に時間が掛かり,③に関してはモデルが拡散するために概念的整理を付けた所であり,④に関しては数値分析が必要になってきてその準備に着手した所である。
"Multiplicity and Stagnation under the Romer Model with Increasing Returns of R&D"
Economic Modelling, June, 2019 Vol.19, pp 86-97
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0264999318303079
引き続き,①Uzawa-Lucas modelに内生的な労働供給を導入した研究(東京福祉大の保原氏との共同研究),②Romer modelに外生的な模倣を導入した研究,③Romer modelに環境破壊によって既存の知識ストックが破壊される性質を導入する研究(筑波大学の奥島氏との共同研究),④技術進歩が生活を変えることによってストレス(不効用)を与える性質を伴う経済の厚生分析に関する研究するなど複数の論文を作成し,一部(①)は投稿に漕ぎ着けたがアクセブトには至らなかった。②~④等は一定の進展を見たが投稿には至らなかった。②に関しては動学的性質の整理に時間が掛かり,③に関してはモデルが拡散するために概念的整理を付けた所であり,④に関しては数値分析が必要になってきてその準備に着手した所である。
- ID情報
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- 課題番号 : 15K03360
- 体系的課題番号 : JP15K03360