2020年4月 - 2025年3月
AIテクノロジーとeスポーツによるスポーツ概念の拡張と境界についての現象学的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本年度も、新型コロナウィルス感染症の影響により、本研究の課題に即した海外学術調査や映像データの蒐集、インタビュー調査などを実施することができなかった。ただし、コロナ禍においても、関連文献の蒐集やオンラインでの研究会、ミーティングを毎月開催し、コロナの収束後の研究活動の再開向け、ある程度の準備を進めることができた。また、対面においては、少人数での打ち合わせや実技・分析の映像データの蒐集をいくつか実施できるようになってきている。そのほか、ライブ映像を使ったリアルタイム分析、ネットワークに繋がっていない環境でのオフライン分析、さらに作成したシーン映像ファイルのエクスポートなど、トッププロクラブの分析をサポートする高度で高品質な機能を全て利用できる「FL-UX社」との提携を進め、次年度の研究環境の向上に努めた。なお、研究代表者が、分担執筆で下記の著書を出版した。上泉康樹ほか著,樋口聡教授退職記念論集・編集委員会編集:「身心文化論としての『足球文化論』―サッカーの源泉をめぐる思索」『身心文化学習論』,創文企画,64 -85頁,2021.また、研究代表者が数本の原著論文を学術誌に投稿している。また、広島大学総合科学部特別研究においても、「スポーツの観戦方式の変容に関する研究―次世代型触覚メディアと体感型観戦の可能性に着目して―」というテーマで、本研究の課題内容の一部に関して研究が進められた。これらの研究実績をベースに次年度の研究を遂行していく予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K11388
- 体系的課題番号 : JP20K11388
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
日本体育・スポーツ哲学会 45(2) 83-96 2023年11月 査読有り筆頭著者
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体育学研究 68 291-306 2023年3月 査読有り