2009年4月 - 2011年3月
体温調節機構におけるセロトニンネットワークの役割解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では,熱放散系に関与する部位である腹側被蓋野(Ventral tegmental area; VTA)に注目し,VTAの体温調節機構における5-HTの役割を解明する.初年度は体温調節が活発になる暑熱暴露時及び寒冷暴露時のVTAの5-HT放出量の経時的変化を測定し,温熱刺激による反応を検討する.更に暴露中にテトロドトキシンによりVTAの神経活動を抑制したときの体温調節反応を観察する.
次年度は,複数の5-HT作動薬によりVTAの5-HT量を変化させた時の深部体温,熱産生反応(心拍変動)と熱放散反応(皮膚温変動)を測定することにより,VTAの体温調節機構における5-HTの役割を明確にする.
次年度は,複数の5-HT作動薬によりVTAの5-HT量を変化させた時の深部体温,熱産生反応(心拍変動)と熱放散反応(皮膚温変動)を測定することにより,VTAの体温調節機構における5-HTの役割を明確にする.