共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2019年3月

トキソプラズマの脳指向的な体内伝播を制御する原虫因子と宿主因子の相互作用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
17K17570
体系的課題番号
JP17K17570
配分額
(総額)
4,290,000円
(直接経費)
3,300,000円
(間接経費)
990,000円

トキソプラズマが中枢神経系へ体内伝播するメカニズムの解明を目的に、宿主の生体防御機構と原虫因子との相互作用の研究を実施した。原虫由来サイクロフィリン18(TgCyp18)に注目した解析を行った結果、マウスへの感染時、TgCyp18が免疫細胞による炎症性サイトカインの産生へ作用し、感染局所から全身への感染拡大に関与する可能性が示された。またトキソプラズマに対する免疫関連受容体(TLR2、CCR5、CXCR3)と初代培養脳細胞との関係について遺伝子発現変動解析を実施し、脳細胞においてもこれらの受容体が炎症反応関連の遺伝子発現を一定程度制御していることが示された。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-17K17570/17K17570seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K17570
ID情報
  • 課題番号 : 17K17570
  • 体系的課題番号 : JP17K17570