基本情報

所属
学校法人南九州学園 常務理事
南九州大学 大学院 園芸学・食品科学研究科 園芸学専攻 造園学分野:造園計画研究室 教授
(兼任)環境園芸学部 環境園芸学科 造園学分野:造園計画研究室 教授
学位
博士(芸術文化学)(1999年3月 大阪芸術大学大学院)
修士(芸術文化学)(1995年3月 大阪芸術大学大学院)

研究者番号
80461656
J-GLOBAL ID
200901036621286768
researchmap会員ID
6000007120

関西 剛康(SEKINISHI Takayasu) 教授・造園家・ランドスケープアーキテクト

【1.所属・役職】

1)南九州学園 常務理事

2)南九州大学大学院 園芸学・食品科学研究科(造園学分野)教授

3)南九州大学 環境園芸学部 環境園芸学科(造園学分野・造園緑地専攻)教授

  造園計画研究室(Laboratory of Landscape Planning and Design)- Sekinishi Lab -

【2.学位・資格等】

博士(芸術文化学)、技術士(➀総合技術監理部門 ・②建設部門:都市及び地方計画)、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)、1級造園施工管理技士

【3.略歴】

1964年12月京都府生まれ。1987年3月に大阪芸術大学芸術学部環境計画学科を卒業後、1987年4月から恩師で日本を代表する日本庭園の研究者・作庭家の中根金作教授(1917~1995、元大阪芸術大学学長、五位勲三等瑞宝章勲等受章、ボストン美術館天心園・足立美術館日本庭園など他多数作庭)が所長を務められた(株)中根庭園研究所設計部(京都)に就職。その後20年に渡って、ランドスケープアーキテクトとして造園コンサルタント業務を通じて、国内外で公共民間を含めて100を超える次世代型都市公園や都市緑地、近代日本庭園、文化財庭園の保存修復等々に関する計画・設計プロジェクトに参画。

この研究所時代(1987~2007)の1999年3月に大阪芸術大学大学院芸術文化研究科博士課程(後期)修了(芸術文化学)し、日本庭園研究者としても本格始動。

その後、2007年3月に20年間勤務した同研究所を退職(設計部次長)。そして、2007年4月に京都から宮崎の南九州大学に赴任。現在、研究室主宰者(教授)として造園計画研究室を運営して研究教育を遂行している。

【4.研究室の概要】

造園計画研究室(関西研)における研究領域の概要は以下の通りである。

先ずは、SDGs(持続可能な開発目標)を基本に、自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土づくりを進める「グリーンインフラ」の視点に立ち、地域活性化や持続可能な都市経営を考えたランドスケープについて研究している。例えば、地域の課題解決型をテーマに、実際にフィールドワークによって現状の課題について調査分析を実施し、地域の方との協働で考察を行い、新たな社会資本やその体制をランドスケープの社会実装を推進。

また伝統的な日本庭園の研究を推進して、文化財庭園の修復や継承から持続可能な維持管理による文化財保護、その庭園の歴史的背景に関する史的研究などを行い、世界に発信する日本文化の深化を図っている。そして、その知識と専門技術を用いて、次世代型の日本庭園の構築を研究している。

①近代ランドスケーププラン&デザインに関する実践研究とその活用(グリーンインフラ社会実装・造園計画)

②都市緑地環境の形成に関する調査研究とその活用(都市緑地形成・都市経営・まちづくり)

③日本庭園の成立背景に関する歴史原論研究とその活用(日本庭園史・庭園計画・歴史まちづくり)

【5.社会貢献活動の概要】

国・県・市町等における主な審議会や委員会等の委嘱概要は以下の通りである。

文化庁文化審議会専門委員(第三専門調査会:名勝委員会)、日本庭園学会理事、宮崎県美しい宮崎づくり推進有識者会議長、宮崎県景観まちづくりアドバイザー、宮崎市花のまちづくりコンクール審査委員長、宮崎グリーンインフラ研究会長ほか多数を歴任している。

【6.主なランドスケープ&庭園作品】

①"Past Traditions, Tomorrow's Designs”「動と静・観賞と散策を味わう庭」(2001、英国王立キュー植物園における日 本の伝統的造園技術を用いた現在の庭園展示)

②遠江の庭(2004、しずおか国際園芸博覧会パシフィックフローラ2004(浜名湖花博)における展示日本庭園)

③南九州大学都城キャンパス ヒーリングガーデン(2009、第19回緑のデザイン賞「緑化大賞」受賞作品) 

 


委員歴

  64

論文

  82

MISC

  9

書籍等出版物

  3

講演・口頭発表等

  80

担当経験のある科目(授業)

  23

Works(作品等)

  71

共同研究・競争的資金等の研究課題

  29

学術貢献活動

  17

社会貢献活動

  69

メディア報道

  50

その他

  5
  • 2007年2月 - 現在
    登録番号第46092号(追加登録):公益社団法人日本技術士会
  • 2003年4月 - 現在
    登録番号第00038号:一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会
  • 2001年4月 - 現在
    登録番号第46092号:公益社団法人日本技術士会
  • 1996年8月 - 現在
    登録番号95160790号:建設省都市局
  • 2009年5月
    2009年5月9日に、上海交通大学農業生物院創立50周年記念式典が、上海交通大学闵行キャンパス陳瑞球楼報告庁で盛大に挙行され、本学の長谷川二郎学長および山口健一教授、関西剛康准教授が出席。この式典において長谷川二郎学長は、日本側の来賓の代表として、両国の更なる発展と親密なる交流を願った祝辞を述べました。 また、2005年に南九州大学と上海交通大学農業生物学院は、大学間の交流を図るために協定を交わしていましたが、今回、さらに具体的な協力関係を深めるために、長谷川二郎学長は「日中造園合作交流と共同設計に関する協定書」を、上海交通大学農業与生物学院と締結。この新たな締結により、さらなる両大学の教員と学生は、教学・研究および国際交流を活発に行い、国際的視野に立った幅広い見識と、実践的な技術力を有する人材の育成を図ることになるものと考える。