2021年4月 - 2024年3月
麻酔薬による脳保護あるいは脳障害作用のメカニズム解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
近年、麻酔薬による臓器保護作用と細胞障害作用に注目が集まっているが、詳細は明らかになっていない。本研究では、各種静脈麻酔薬がミトコンドリアに与える影響に主に焦点を当て、それらのメカニズムを解明することで、より安全な周術期医療を確立する事を目的とする。
今年度は、各種麻酔薬暴露時のマウス大脳皮質由来のミトコンドリアについて、その呼吸能及び膨化の測定を行った。それぞれ、呼吸能の測定はOxygraph-2k(OROBOROS)を、膨化の測定には蛍光分光光度計LS55(Perkin Elmer)を用いて行った。また、麻酔薬暴露時のミトコンドリアからのシトクロムc放出の有無を確認するためにウエスタンブロッティングによるタンパク解析も行った。
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結果、特にプロポフォールについて興味深い結果が得られたため、第25回日本神経麻酔集中治療学会において発表した。
今年度の補助金は主にこれらの測定に必要な試薬等の消耗品およびマウスの購入費に充てられた。
今年度は、各種麻酔薬暴露時のマウス大脳皮質由来のミトコンドリアについて、その呼吸能及び膨化の測定を行った。それぞれ、呼吸能の測定はOxygraph-2k(OROBOROS)を、膨化の測定には蛍光分光光度計LS55(Perkin Elmer)を用いて行った。また、麻酔薬暴露時のミトコンドリアからのシトクロムc放出の有無を確認するためにウエスタンブロッティングによるタンパク解析も行った。
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結果、特にプロポフォールについて興味深い結果が得られたため、第25回日本神経麻酔集中治療学会において発表した。
今年度の補助金は主にこれらの測定に必要な試薬等の消耗品およびマウスの購入費に充てられた。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K08980
- 体系的課題番号 : JP21K08980