2009年
家庭での養育が困難な児童におけるWISC-3プロフィールのアンバランスさと処遇の関連について
子ども発達臨床研究
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- 巻
- 0
- 号
- 3
- 開始ページ
- 29
- 終了ページ
- 34
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター = Research and Clinical Center for Child Development, Faculty of Education, Hokkaido University
久蔵ら(2008)においては、背景要因としてHFPDDが疑われ、かつ家庭内暴力や非行他の複合的な問題により家庭内養育が困難に至った男児10名について、WISC-IIIに見られる評価点のアンバランスが、その後の処遇との間に相関関係があることを示した。これは、認知的なアンバランスが大きいこと自体が養育環境の中での混乱要因の一つであるだろうという直感的な仮説を実証したものである。本論においてはサンプルとなる事例を増やし、その上で同様の傾向が見られることを示す。さらに子どもを家庭で養育するための困難要因が低減すると、この相関が減衰することを示す。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120001177181
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12203623
- ID情報
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- ISSN : 1882-1707
- CiNii Articles ID : 120001177181
- CiNii Books ID : AA12203623